泣きのアーティスト。

須賀健太の芝居は、ヤバイ。ヤバすぎる。
ワタシは、彼を「泣きのアーティスト」と呼ぶ。

 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

須賀健太。普段の演技は、やや無表情で、どちらかといえばクールな、ちょっと生意気な感じのよくある子役演技である。

それが。ひとたび、泣きの芝居に入るやいなや、今までの表情はなんだったんだ、というくらいに表情を崩す。

顔面崩壊かよ!!と叫びたくなるくらいの、お前、表情筋ぶっ壊れてるだろ?と疑いたくなるくらいの勢いでぐしゃぐしゃに表情を崩して、決壊したダムのような勢いで洪水のごとく涙を流す。その、この世のものとは到底思えない凄まじい勢いの”泣き”に、見てるほうは心臓ぐらぐらつかまれて、思わず泣かされてしまうのである。

まさにアーティスト、と呼ぶにふさわしい、至高の芸だ。

「ああ!…泣くか、泣くか?!うわあ!な、泣きそうだ!泣くのか?ここで泣くというのかっ?!うわあ泣いたぁー!!」
…と、彼の芝居を見るときはまるで、ホラー映画の怪物登場シーンを見てるときの
「出るか、出るか?!ここで出るというのかっ?!で、出そうだ、わー!出たー!!」
とゆーのと同じような感情にゆさぶられて、へろへろになってしまうのである。

…これがさあ、これもまたホラー映画といっしょで、全然予想もしてないタイミングでいきなり来たりすんだよね(苦笑)。こんなタイミングで来るなよ!心の準備できてねえじゃねえか!みたいなね。

 
まったく、この役者は一見オーソドックスなスタイルの役者に見せかけて、案外クセモノなんだなあ、とか、思ったりします。
 
関連記事
カテゴリー
ブログ内検索
リンク

RSSフィード
全ての記事を表示する

全ての記事を表示する