本当は怖い水戸黄門。

水戸黄門の主題歌を聴くと勇気が湧いてくる、なんて人がいる。わけがわからない。行進曲調の力強いメロディに、だまされてはいけない。あれは、すごくコワい歌なのであります。

 
まず、のっけから歌いだしの
「人生楽ありゃ苦もあるさ」
というところで、わあ、と叫んで恐怖に震え上がるのである。どれだけ幸せの絶頂にいようと、この歌詞を聴いたとたんに、ああ、人生いつかは苦がめぐってくるのだ、というオソロシイ想いに、心を打ち砕かれるのだ。

さらに2番に突入すると、
「くじけりゃ誰かが先に行く」
と今度は脅しにかかるのである。苦があるぞ、と脅しておいてくじけるな!というのは、どんなもんだろう。ザンコクではないだろうか。

そしてトドメは
「あとから来たのに追い越され 泣くのがいやならさあ歩け」
とくるのである。あとから来たのに追い越され、ってのは、30半ばになってみるとつくづく恐ろしい歌詞だと思う。多少人生に疲れはじめたところで、あとからあとからどんどん抜かれはじめるのである。なんという恐怖であろうか。

そして最終的には、さあ歩け、である。命令調であり、脅迫調なのである。エジプトの奴隷たちが鎖につなげれムチで打たれながら、とぼとぼと行進している姿を連想するのは、ワタシだけであろうか。
 

オレだけだろうな。
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