おれの借金トークをきいておくれよベイビイ。

ある思惑があって、
「負け犬」
というキーワードでブログ検索していたら、出るわ、出るわ。
杉田かおる関連の記事が(笑)。

「”負け犬”世代の代表として知られる杉田かおるさん…」だの「マラソンでがんばって、負け犬ではないことを証明した杉田かおるさん」だの。
世の中、こんなにも杉田かおる→負け犬、という等式で捉えている人がいるんだなあ、とヘンに感心しました!てゆうか、そんなことを書いてる人たちの大半は、自分が杉田かおるに比べれば圧倒的に負け犬な人生を送っているという単純な事実を見落としているんだなあってね!!わーお、毒舌吐いちゃったぁ!!こんにちわたらみユーイチです!!
 
 

妻と二人、バラエティ番組で笑顔全開で借金トークを展開する杉田かおるを見て、大笑い。

ふと、おいらは、妻に尋ねてみたのである。

「なあ、うちって今、
借金、いくらあったっけ?」

妻は、目をつぶって、頭の中で計算しているようだった。

「えーとねえ…」
「100万円、切ったっけ?」
「うん、100万円は、切ってるよ…いやまって!うーんと、うーんと、あ、ごめん。この間、カードで買い物した分をいれたら、100万円くらいになるわ」
「ふーん。そうか、そうか。うちの借金、今、100万円か。たいしたことねーな、はははー」
 

いまや、100万円くらいの借金では、屁とも思わなくなった自分が、頼もしいんだか、どうなんだか。
 

妻と、つきあいはじめた、ある日。

彼女の家にいくと、彼女が思いつめた表情で
「見せたいものが、あるんだけど」
というなり、おいらを、パソコンの前に、座らせたのだ。

パソコンの画面には、エクセルの表が。
なに?このエクセルは?ん?ライフ?日本信販?なに、この日本語は?どうして、こんなにゼロが横に、並んでいるの?

彼女は、深刻な表情で告げた。

「わたし、借金があるんよ」
 
 


わが妻は、杉田かおるほどではないが、まあ、けっこう壮絶人生をおくっている人である。

わが妻は、なんと、10歳年上!なのだ!わはは!そして、
…ぶっちゃけ、バツイチだ。

バブル期に、中洲でばりばり働いていた妻は、そりゃあもう、むちゃくちゃ金を稼いでいたのである。はっきりいって楽に稼いでいたわけではなく、売り上げを上げるため死に物狂いで勉強し、昼も夜も働き、…そして精神的・肉体的にぼろぼろになってきたあたりで、
バブルが崩壊した。
 

前後して、妹が離婚と育児ノイローゼのダブルパンチ、という状況になり、彼女しか、支えられる人間がいないという状況になってしまった。で、必死に支えているうちに、彼女自身が、ノイローゼになってしまった…。

まったく、仕事が出来なくなってしまい、バブル期にためこんでいた貯金は、どんどんなくなっていった。酒を飲みすぎ、肝臓を壊した。入退院をくりかえし、そして、パチンコ屋で、前の夫と知り合い、結婚した。


おいらは、彼女が前の夫との離婚を成立させてから、付き合いだしたのだが、彼女が離婚する直前のつらい時期に、いろいろと相談に乗ったり、はげましたりしてたのだ。というのも、その前の夫が、ひどい男でなあ。

生活費を、渡さないのである。
生活費を渡さないのに、家のことをきちんとしないと、一晩中どなりちらして、眠らせないとか。

カネないのに、家のことを、どないせえっちゅうねん。

かといって、じゃあ生活費を自分でかせがにゃ!と外に働きに行こうとすると、それもまた機嫌が悪く、暴力的な行動に出る、という、なんだかさっぱりわからん男であったそうだ。

しかたなく、妻は、バブル時代からもちこした多少の貯金を崩してはなんとかしていたが、それも長くはつづかず、ついに、借金までしてしまったそうなのである。

しかたなく、した借金なのである。かわいそうな事情で、やむをえず負ってしまった、借金なのである。

それにしてもだ。
その金額に、当時のおいらは、足がすくんだ。今考えるとそこまですごい額でもないと思うが、当時のおいらの安月給では、彼女と二人で稼いでも、果たして返せるかどうかわからない、そんな金額だった。

正直に言おう。
一瞬だけ、ほんの一瞬だけ、
(…付き合うの、やめようか…)
と思ったことも、事実だ。

しかし、次の瞬間には、オレは決意したのだ。
(よし…死のうッ!!)
と。

「死のう」
ということばの意味は、つまり今後のおいらの人生をすべて、彼女のために犠牲にしてもかまわん!という決意である。

当時のおいらは、バンド活動とホムペ運営に、血道をあげていた。
今もいろんな活動をやっているが、そのころとは、集中度がちがう。仕事のとき以外は、四六時中、音楽とホムペのことばかり考えていた。

「死のう」
とはつまりそーゆー、表現者としての自分を殺そう!そして、借金返済のために、ばりばり働くぞ!という、決意のことばだったのである。

とにかく、今よりはるかに給料のいい仕事を、なんとかして見つけなければ!!

おいらは、バンドをやめ、精神的・時間的に余裕をつくった。今より給料のいい仕事を探すためにはプログラマーとして転職することが最適!と思っていたので、ホムペ運営は半ばほうりだして、プログラミング修行に死に物狂いになった。
 

そうして、今の自分がある。
 

正直、その間いろんな人間に迷惑をかけたと思う。それは、あやまりたい。しかし、新たに得たものも、大きかった。それまでの自分では、考えもしなかったような人生に足を踏み入れ、今までは見えなかったものが、たくさん見えてきた。ひとつはやはり、壮絶な人生を送ってきたわが妻を、いっしょうけんめい受け止めようと努力してきた結果。苦労してきた結果。それが、自分を多少なりともパワーアップさせることにつながったのではないか?と思う。

そして、今おいらは、そうしたさまざまな経験を、このブログに叩きつけてもいる。自分の経験を、他人にも伝えることが出来たら。それがひとりでも多くの人の役に立てば。そんな思いで、やっているのです、ぢつは。
 
 

そんなおいらだから。今、なんの迷いもなく言えるのだ。
 

杉田かおるの
壮絶人生萌え!

(まだいってる)。
  
 
 

 
関連記事
カテゴリー
ブログ内検索
リンク

RSSフィード
全ての記事を表示する

全ての記事を表示する